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おすすめしたいアニメはたくさんあるよ!その80 「ヨルムンガンド」☆☆☆☆☆

今日は、『ヨルムンガンド』をご紹介いたします。ネタバレ気味ですがご容赦を。難しいお話ですから、多少概要を把握してから見ても十分楽しめると思います。

 

私なんか2回も見て、まだ良く分かっていない点も多々あります。最近のアニメは難しいのです。

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dアニメストア『ヨルムンガンド』冒頭紹介画像⇧

anime.dmkt-sp.jp

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久しぶりにdアニメストアで、ヨルムンがンドが見れるようになったので、速攻で全2クール24話を一気見しました。

dアニメストアは月額税込み440円で見れるアニメサイトです。この機会に是非とも会員になられて、ヨルムンガンド一気見をおススメします。

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さて、ミリタリーものの傑作は、ブラックラグーン(BLACK LAGOON)がおススメですが、思想性が高いという面では、ヨルムンガンドにクオリティ面で分があるように思えます。まあ、好みの問題だと思いますが。

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 dアニメストア『BLACK LAGOON』紹介冒頭画像⇧

 

主人公は、戦争で父と母を失い、武器や戦争を憎む少年ヨナと白人の美人武器商人ココです。

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dアニメストア『ヨルムンガンドPERFECT ORDER』冒頭紹介画像⇧

 

ココは、海運王を父に持ち、兄であるキャスパーとともに、世界を股にかけて武器商人として荒稼ぎしています。

 

ヨナは、人の命を大切に思い、ココのやり方についていけないと思うところもありましたが、最終的にはココと行動をともにすることを選びます。

 

 

なお、物語としての面白さは、大きく分けて5つほど。これ以外にも、バルメの復讐シーンなど多々ありますが、私的には5つほどに絞っています。

最初のヤマ場は、ココを狙う殺し屋『オーケストラ』との死闘。

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dアニメストア『ヨルムンガンド』第3話 紹介画像

 

殺し屋オーケストラの考え方は、殺人を芸術に見立て、過激にターゲットを葬ること。多くの修羅場をくぐって来た凄腕の殺し屋の師匠とチナツ。狂気の出会いと劇的な別れがなんとも言えません。

このあたりで見るのをやめてしまうと、クレイジーなミリタリーものと片付けてしまうかもしれませんね。

もう少し頑張って見ていくとストーリー展開の面白さに吸い込まれるように最後まで、見てしまうと思います。

 

2番目のヤマは、ヨナがココのところに来るきっかけになった事件です。ソマリア沖を航行中、追加の荷を兄のキャスパーから、洋上で受け取ることになったココ。その船上で、ヨナは過去のキャスパーとの出会いを思い出します。

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dアニメストア『ヨルムンガンド』第6話 紹介画像

 

 一緒にいた孤児たちを、兵士たちに殺された怒りでその場にいた兵士たちやキャスパーの部下をせん滅したヨナは、キャスパーに独房に監禁されます。

キャスパーと孤児たちを助ける代わりに、ヨナはココのチームに入る選択をします。その辺の件も、見どころだと思います。

 

そして3つのヤマ場は、ココの8人のチームメンバーの1人であるアールが関係する事件です。

CIAの二重スパイだったココの部下のアールは、ヨナがCIAのヘックスから狙われており、ヨナを助けるために、自らの出自をココに明らかにし、ヘックスと対峙します。

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dアニメストア『ヨルムンガンドPERFECT ORDER』第15話 紹介画像

 

CIA のヘックスは、ココを将来国にあだなす危険人物と見て、CIAの幹部のブックマンの静止も聞かずに暴走し、ココの組織の壊滅を目指します。

結果は見てのお楽しみですが、壮絶な戦いが繰り広げられ、恐ろしいほどの劇的な結末を迎えるところも見どころだと思います。

 

4つ目のヤマ場は、ココの兄のアジア地域での武器市場の覇権を脅かす日本の自衛隊の極秘組織、CR班との死闘です。ココの部下唯一の日本人である東條が活躍する話です。

CR班とは、インドネシアのジャカルタを拠点に活動する、日本の秘密組織。事故死扱いの自衛官50人で構成され、武器取引によって独自の活動資金を調達するまでに発展します。

そのため、アジア方面もおもな収益源と見なしているココの兄、キャスパーとも対立することになります。

元CR班の東條の脱退やその後の活躍を目にした部下たちは、武器を手に表舞台に出たいという機運が高まります。

日本の海ほたるサービスエリアからアクアラインで繰り広げられる戦闘シーン。ピンチになったヨナを東條は救いますが・・・

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dアニメストア『ヨルムンガンドPERFECT ORDER』第18話 紹介画像
 
最終的にCR班指揮官の日野木がとった行動は、不思議なものだと言えます。部下たちの希望を叶えたのか、それとも見捨てたのか?見ていただいた皆様の感想や見解は分かれるところだと思います。
 
そして最後のヤマ場は、ココの考えている『ヨルムンガンド計画』の実行です。この計画は最終話の最後の最後での話になります。
ヨナが戦争や武器などを憎むのと同じくらい、ココも殺しあう人間を幻滅し、武器や戦争のない平和な世界を実は目指していたのです。その具体的な手段が『ヨルムンガンド計画』なのです。

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dアニメストア『ヨルムンガンドPERFECT ORDER』第20話 紹介画像
 
親友の日本人科学者Dr.マイアミ=天田南博士を中心に、最新の量子コンピュータと衛星のネットワークが、世界の情報や制空権を奪い、人類に究極的に戦う手段を奪い、戦うすべを失くさせてしまうというものでした。
ただし、その計画の発動にともない、多くの犠牲がでること、世界の大きなパラダイムシフトが起こることが想定されます。
CIAやヨナがとった行動・考えはどうなるのか?ココの兄キャスパーの考え(ポリシー)の発言も面白いと思います。

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dアニメストア『ヨルムンガンドPERFECT ORDER』第23話 紹介画像
 
いったん見始めると、最終話までストーリーは一気にかつ、スピーディに流れていきます。
ヨルムンガンド計画の実行=完全な計画のための犠牲。数十万の犠牲で数千万以上の命を救う。ヨナはそのような理屈を理解することが出来るのでしょうか?
このような究極の命題は、アニメ『銀河英雄伝説』で帝国軍のヴェスターラントへの核攻撃の件でも、同じような命題が取り上げられています。
 
現在もきな臭い全世界の情勢は、このような究極の神の一手を使わないと回避できないのでしょうか?戦争のない、武器を必要としない世の中。世界の軍隊が日本の自衛隊のような組織であれば、違うかもしれませんが、ロシアの南下政策、ミャンマーの軍政、中国の他民族への弾圧。
 
このようなことをしない限り、愚かな人類は目が覚めないかもしれません。最近の世界を見回すと、先進国はますます三流国になりさがり、新興国も自国の利益にばかり目が行っている気がします。
日本では、不要な特殊法人が幅を利かせ、競争のない通信やJRのような組織が暴利をむさぼっています。
通信は少し改善されつつありますが、人の移動を阻むような交通手段の実情(JR運賃、特に新幹線料金の高騰)や不必要な特殊法人の存在。
5Gを中心としたネット網を発達させる以前に考えなければいけない問題だと言えます。閉塞した日本経済が発展しない癌細胞のようになっています。
コロナ後の国民の豊かさの地図(青写真)を描けない日本を物語っていると思います。閉鎖的な思考回路に陥り、経済の運営体制が袋小路にはまっているからではないでしょうか。
 
この作品を見て、日本でも、世界でも、ヨルムンガンドの発想で(神話的な大きな蛇の力で人間世界を覆い尽くす=民衆にとって必要な改革を最優先で行う人間の大きな意識改革)で、
不必要な物や富の独占的な考え方を機能不全にし、暴利をむさぼるアメリカのガーファや、軍隊が支配し民衆を抑圧する組織を排し、多くの人が平和で楽しく暮らせるような世界が実現できることを願ってしまいました。
 
次のパラダイムシフトは、大きな人々の意識の力が有効に働いて、人々が暮らしやすい世界が到来することだと思います。
差別のない、障がいを持った方も、経済的な弱者も、多くの世界で、わずかな者による富や権力の独占を排し、真の意味での『普通に楽しく暮らせる社会』が実現することではないでしょうか。
 
もうじきクリスマス。クリスチャンでもない私が神様に願うことは、罰当たりなことかもしれませんが、このような不完全な人間を作った神様に、最後のギフトをヨルムンガンドを通して与えていただきたいと、理不尽にも思ってしまう私でした。

 
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dアニメストア『ヨルムンガンドPERFECT ORDER』冒頭紹介画像⇧