【個人の見解】
親子で楽しめる・・・・・・☆☆☆☆
暴力・残酷描写がない・・・☆☆☆☆☆
性的・刺激的な描写がない・☆☆☆☆☆
娯楽性・・・・・・・・・・☆☆☆☆
満足度・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆
学習・教訓的要素・・・・・☆☆☆☆☆
総合・・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆
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今日は、多少ネタばれになるので、ご留意いただきたいのですが・・・
男女が最終的に付き合うということは、どういうことなのか?自分の心に向き合った時に、最終的に出した結論が、みっともない形であっても、納得できる形で落ち着けば、それでいいのかもしれません。
自分をほうんとうに思ってくれる人は、誰なのか?恋人を選ぶという事は、ほんとうに大切で、大変なことなのかもしれません。
このアニメを見て、恋愛関係を描いた作品のなかで、このアニメ以上に、人間の肉体の魅力以上に、心のありかたを問いかけている作品は、少ない気がします。
学生時代、仲の良かった友達、少し付き合っていた彼女。登場人物は主人公以外にも何人かは出てきますが、主な登場人物は、4人です。
主人公は、大学卒業後もやりたいことが見つからず、定職にも就かずにコンビニでアルバイトをしている陸生(リクオ)。そんな陸生の前に、ある日、カラスを連れたミステリアスな少女が現れます。
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彼女の名前は、晴(ハル)。連れているカラスは、餌をあげていたらなつかれたとのことですが、我が家のそばにいるイタズラカラス君のように、愛嬌があって、とても可愛いです。
彼女は、陸生とのはじめての出会い以後、陸男のことが気になたっていたようです。
陸生がコンビニでアルバイトをしていると知ると、ちょくちょく顔を出す様になります。
そんなことが続いていたある日、陸生はかつて大学時代仲の良かった、そして恋心を抱いていた大学の同級生の榀子(シナコ)が、金沢から東京に戻ってきたことを知ります。
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陸生は榀子に告白しますが、榀子は、幼馴染の死に別れた恋人のことが忘れられません。
陸生の告白を断った榀子ですが、死に別れた恋人の弟、早川 浪(ロウ)が、自分が勤務する高校に転校してくることを知り、金沢での恋人との悲しい別れを思い出します。
dアニメストア『イエスタデイをうたって』第4話紹介画像 向かって右が早川浪
早川 浪は、父親の転勤に付いて、金沢から東京に来ましたが、兄の恋人だった榀子に思いを寄せます。
晴は陸生に思いを寄せていますので、陸生と榀子には、若い2人から思いを寄せられるという、状況的には似たもの同士になっていました。
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それでも、陸生と榀子は、ゆっくりと親しくなりながら、恋人になるような雰囲気で、関係が徐々に深まっていきます。
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晴や浪は、2人の関係が進展していることを突然知り、深く傷つきます。そして・・・
最終的には、物語は陸生と榀子の素直な、ほんとうの心の望む方向に収れんしていきます。
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見終わったあと、少しほっとしたのは私だけでしょうか?最終的に自分たちの関係は本当の恋人同士になれるのか?
友達としての期間が長かったり、親戚の様に接してきた時間が長かった人を好きになれるのか?
日常的にありそうで、浅く見えて深いテーマ。
自分が若い頃、成り行きに任せて、このような問題についてあまり深く考えなかった私は、相手を思いやる気持ちを究極的とまで言えるくらい大切にする、陸生と榀子の2人をとても愛おしく、かつ立派だなと感じました。
暗いアニメも多い中、この作品については、見終わった後の爽快感はなんとも言えないものがあります。
この物語に、登場する人物すべてが、これからもずっと幸せであり続けて欲しい、と思ってしまうアニメです。
この作品は現在、dアニメストアでも見ることが出来ます。この機会に是非とも会員になって、ご覧いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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