【個人の見解】
親子で楽しめる・・・・・・☆☆☆☆
暴力・残酷描写がない・・・☆☆☆☆
性的・刺激的な描写がない・☆☆☆☆☆
娯楽性・・・・・・・・・・☆☆☆☆
満足度・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆
学習・教訓的要素・・・・・☆☆☆☆☆
総合・・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆
dアニメストア『ファンタジックチルドレン』冒頭紹介画像
今日は、ファンタジックチルドレンをご紹介します。人間の生と死の意味、果てしない輪廻。
dアニメストア『ファンタジックチルドレン』第13話紹介画像
この物語のテーマは深く複雑なようでいて、きわめて単純で簡潔なことを言おうとしているのかもしれません。
人の人への思い。究極の状態に置かれたときの人の行動とかなわぬ愛への怨嗟。
dアニメストア『ファンタジックチルドレン』第12話紹介画像
そして信じて待つ者の純粋な生きざま。
時空を超えて人の思いがつながるということは、ブリーチの劇場版などでも語られていたテーマですが、もっと前向きに希望が持てる物語に仕上がっています。
dアニメストア『ファンタジックチルドレン』第26話紹介画像
本来、科学では解決できない人間の生死のことわり。それをもをコントロールするシステムを開発した科学者たち。
人間の精神さえも、デジタルに置き換えることが出来るのならば、人は永遠に死なないし、過去の歴史の謎なども解明できるかもしれません。
dアニメストア『ファンタジックチルドレン』第21話紹介画像
人間の魂の源泉・仕組みが解明できるという事はどういうことなのか?
その仕組みを利用して解決できることは、ほうんとうにあるのか?そういうことを問いかけています。
人の魂は複雑なように見えて、意外に単純なものなのかもしれません。だからこそ、科学の力でバックアップして、この物語のように長い時間に対応して維持できるのかもしれません。
dアニメストア『ファンタジックチルドレン』第17話紹介画像
なぜなら人の喜怒哀楽の感情は複雑に見えて、結構単純なものだからです。精神の構造も同様かもしれません。
では、そのような世界・環境下であっても、人の死の概念は存在するのでしょうか?
dアニメストア『ファンタジックチルドレン』第16話紹介画像
私は、このアニメを見て存在すると感じました。デジタルのデータの保存もコピーを繰り返せば、少しずつ元のデータが劣化して、だんだんとオリジナルの記憶が薄れていきます。
何億何千もの記憶の保存と再生の中で、データーが少しずつ壊れていき薄まっていくこと(劣化すること)が死ぬことだと思えます。
しかし、絶え間のない輪廻の繰り返しは永遠に続くのです。データが保存出来なくなくっても、人間の生の運命のめぐりあわせは、科学で魂の輪廻が完全に維持できなくっても、必然的に元の場所に戻り、本来巡り合うべき人同士は結ばれる、ということをこの作品は訴えている気がします。
dアニメストア『ファンタジックチルドレン』第5話紹介画像
訳の分からないことを縷々述べましたが、久々に見ごたえのあるアニメを見た思いです。
dアニメストア『ファンタジックチルドレン』第14話紹介画像
キャラクターデザインが扱っているテーマにくらべて、シンプルに見えますが、そこがかえって本来、根源的には、単純なテーマを、変な風に複雑化させないことに、役立っているように思えます。
現在の世界情勢は、殺伐とした事柄が各地で起こっています。平和な日本でも災害で命を落とす方も沢山いらっしゃいます。
また、折からの疫病で親族や親しい方を失われた方も多いと思います。
本来自分から遠いところでしか起きない、悲しい非日常を身近に感じる機会が増えてきました。
精神の安定・心の平静の均衡を保つためには、このアニメのような救いが時として人間には必要なのかもしれません。
さて、このアニメはストーリー以外に特筆べきものとして、音楽の素晴らしさが挙げられます。
オープニングも、エンディングも素晴らしいです。エンディングは日本語以外のバージョンもあります。「ロードス島戦記のOVA」や「ぼくの地球を守って」の楽曲を聞いて以来の、心に訴える響きがある曲だと思います。CDを買って何度も聞いたことを覚えています。
なお、この作品は現在dアニメストアで全26話視聴することができます。是非、この機会に加入して、ご覧いただければ幸いです。
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