【個人の見解】
親子で楽しめる・・・・・・☆☆☆☆☆
暴力・残酷描写がない・・・☆☆☆☆
性的・刺激的な描写がない・☆☆☆☆☆
娯楽性・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆
満足度・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆
学習・教訓的要素・・・・・☆☆☆☆
総合・・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆
今日はとてもクオリティの高い、娯楽アニメーションをご紹介します。
よく練られたストーリーで、スリリングな要素もありますが、基本は、ハッピーエンドで終わる痛快娯楽アニメではないかと思っています。
dアニメストア『SPY×FAMILY』冒頭紹介画像
ほんとうは、作品が放映されたらすぐに、記事をアップする予定でしたが、ばたばたしているうちに、ここまで遅くなってしまいました。(作品も今は放映されていなし!スマセンです~)
ネタバレになりますが、ここまでのテレビ放送を終えて復習をかねて、あらすじを振り返ってみたいと思います。
世界観としては、東西に分かれて戦争が行われていたような世界で、一時的に戦争は終わり、水面下にて、東西陣営は熾烈な情報戦を繰り広げているような時代が舞台になっています。
東西の陣営の間では、一時的な停戦ではありますが、かりそめの平和が成り立っていたのです。この物語では、スパイは人々が平和に暮らすために命がけで任務をまっとうする設定になっています。
dアニメストア『SPY×FAMILY』第1話紹介画像
西側から東側に送られた凄腕スパイ黄昏(たそがれ)は、東西平和を脅かす可能性がある東国の政治家ドノバン・デズモンドと接触する方法を模索していた。
デズモンドは、息子が通うイーデン校の行事には顔を出すため、養子を入学させる作戦に取り組むことになります。
dアニメストア『SPY×FAMILY』第3話紹介画像
黄昏は精神科医ロイド・フォージャーを名乗り、イーデン校に入学させる子供を探していたところ、とある孤児院で少女アーニャと出会います。アーニャは属にいうデザイナーズチルドレンのような存在で、相手の心を読むことができる超能力者なのです。
dアニメストア『SPY×FAMILY』第17話紹介画像
アーニャは、このことを誰にも告げてはいませんが、過去引き取られた先では気味悪がられて、すぐに孤児院に戻ってきたようです。
dアニメストア『SPY×FAMILY』第13話紹介画像
さて、アーニャはこの時、黄昏(フォージャー)の心を読んで、賢い演技をしたので、イーデン校に合格できるとふんだ彼はアーニャを養子にすることにします。
dアニメストア『SPY×FAMILY』第6話紹介画像
あとになって、それほど賢くないことが判明し、黄昏(フォージャー)は、わがままなアーニャに四苦八苦させられますが、懐=心の広い彼は懸命に努力し、なんとかアーニャを筆記試験に合格させます。
dアニメストア『SPY×FAMILY』第5話紹介画像
ここまでで、一安心できそうなストーリー展開になるはずでしたが、更なる難関が待ち構えていたのです。有名校にはよくある話なのですが、2次試験は面接なのです。でも、その面接が問題でした!
なんと、面接試験は「両親」揃って来ることになっていて、黄昏は急いで妻役の女性を探す必要に迫られるのです。
dアニメストア『SPY×FAMILY』第4話紹介画像
そんなこんなで、アーニャとの凸凹コンビでバタバタしているなか、偶然ヨル・ブライアという女性に出会うのでした。
彼女は表面上しがない公務員を装っていますが、裏では通称「いばら姫」と恐れられる殺し屋をしているのです。
dアニメストア『SPY×FAMILY』第2話紹介画像
彼女が暮らす東側の国では、結婚適齢期を迎えた女性が独身でいるのは、何かあるのではないか?と怪しまれ、通報されるリスクがあるのでした。スパイなどと勘違いされるのでしょうか。
いばら姫こと、ヨルさんも形式的でも、配偶者を探していたのでした。
アーニャは人の心が読めるので、いち早くヨルが殺し屋であることを知ると、ワクワクする生活に憧れて、ヨルさんが母親になってくれるように動きます。
dアニメストア『SPY×FAMILY』第9話紹介画像
ここに、SPY×FAMILYのすべての登場人物の思惑が合致して、虚構の家族関係が誕生することになるのです。
過去2回に分けて放送されたテレビシリーズ(第1期)では、この大きなストーリーのなかに、さまざまなイベントや事件が挿入され、超一流のスパイと凄腕の殺し屋と超能力で人の心が読めるエスパー少女とのかりそめの家族が構成され、実際の生活がスタートすることになります。
この物語は一見華麗なスパイアクションものに見える要素もありますが、
・アーニャと、黄昏(フォージャー)やヨルとの家族の関係を描きながら、血のつながりがなくても家族のつながりは存在すること
・多くの人の幸せのために献身する人の姿
・数奇な運命で家族になった動物との友情
などなど、深みのあるエピソードがふんだんにちりばめられていることが、このアニメの大きな魅力だと思います。
今年は映画とアニメの2期が公開されるようですが、まだまだ原作は続きそうですし、仮初めの夫婦の熾烈な戦いなどが描かれることは当面なさそうですね。
私は、2人の戦いをアーニャ―と愛犬のボンドが止めるような形で作品の最終話になるような気がしています。
いずれにしてもとてもワクワクするアニメで、これからも楽しみに放送・上映を待ちたいと思います。