【個人の見解】
親子で楽しめる・・・・・・☆☆☆☆☆
暴力・残酷描写がない・・・☆☆☆☆☆
性的・刺激的な描写がない・☆☆☆☆☆
娯楽性・・・・・・・・・・☆☆☆☆
満足度・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆
学習・教訓的要素・・・・・☆☆☆☆☆
総合・・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆
今日は、「魔法遣いに大切なこと」をご紹介します。このアニメは、最初に「魔法使い」ではなく、『魔法遣い』という表現に引っ掛かりを感じました。
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『使う』の場合は、人や物を目的のために単純に行使する意味合いが強いのに対して、『遣う』の場合は、気をつかう、安否を気遣うなど、奥の深い使い方がされるようです。
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この作品を見終わると、この使い方もありなんだと思えます。魔法は単に日常的な行為一環のために使うのではなく、『相手の事を思って遣う』、そういうことなのでしょうか・・・
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物語は、正式な魔法遣いになるため、岩手県の遠野から上京してきた菊池ユメがいろいろな出来事に遭遇して成長していく姿を描いています。
両親同様、自分も魔法遣いになりたいと思うものの、魔法遣いにとって何が一番大切なことなのか、壁にぶつかり悩むことになります。
このアニメのタイトルで、冒頭で私がこだわった『遣う』という文字のこと。相手のことをどこまで深く理解して、『魔法を遣うことができるのか』。
単純な目的のために魔法を手段として使うことは簡単かもしれませんが、魔法を遣い終わった後に、魔法を遣ってもらった人が、どのように感じるか、ということが一番大切なポイントになるのです。
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あと・・
参考までに、このアニメの世界観を簡単に補足説明しておきます。
このアニメでは、魔法は日常生活の中で、普通に存在し一種の特殊技能として認知されています。
魔法遣いは内閣府の魔法局で管理され、魔法士になるてめには、規定の研修を受け認可を受けなければならないのです。
魔法士になると、魔法局が正式に受け付けた依頼にしか、魔法を遣ってはならい決まりがあり、魔法の使用については、厳しく制限・管理されているのでした。
上京してきたユメの指導役になったのは、小山田雅美という魔法士であり、どこか陰のある人物として描かれています。
なお、この世界で魔法士は、国家公務員という位置づけになっていますが、兼業も認められています。
小山田は、魔法士としての仕事以外にサルサバーも開業していたりします。
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ユメはいろいろな研修、依頼を経て最後に終了研修に臨みます。それは師匠の小山田に魔法を遣うというものなのです。それこそがこのアニメの一番の見どころにになります。
試行錯誤の結果、最終的に彼女が出した答え=小山田に遣った魔法は、どのようなものなのでしょか?
初めてこのアニメ見て思ったのは、番宣や発売されたムック本などを見るにつけ、絵がとても綺麗で、『すごいな』と感心したことを覚えています。パステル調の色使いもとても魅力的でした。
また、主人公の菊池ユメ役の声優を宮崎あおいが熱演しています。彼女はその後女優としても大きく成長していくことになりますが、この作品で彼女は評価されたと思います。
この作品は、音楽も素晴らしくCDなどを購入して何回も聞いていた記憶があります。
なお、続編のような作品で「魔法遣いに大切なこと~夏のソラ~」がありますが、あまり前作との関係も曖昧でインパクトがなかった気がします。続き物として見ると少しがっかりされるかもしれません。
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