【個人の見解】
親子で楽しめる・・・・・・☆☆☆☆☆
暴力・残酷描写がない・・・☆☆☆☆
性的・刺激的な描写がない・☆☆☆☆
娯楽性・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆
満足度・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆
学習・教訓的要素・・・・・☆☆☆☆☆
総合・・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆
今日は、「まほろまてぃっく」をご紹介いたします。
エヴァ以外のガイナックスのアニメの中では、それほど知名度は高くないのですが、ガイナックスの作品では「おたくのビデオ」と同じくらい好きな作品の1つです。
©中山・ぢたま/ワニブックス・まほろば家政婦斡旋所
この作品は、現在dアニメストアで全シリーズ見ることが出来ます。是非とも一度はご覧いただければと思います。

©中山・ぢたま/ワニブックス・まほろば家政婦斡旋所
なお、この作品は、中山文十郎原作、ぢたま(某)作画による漫画作品で、漫画雑誌『コミックガム』1998年から2004年9月号まで、予告編も含めて連載されたものです。

©中山・ぢたま/ワニブックス・まほろ特別編製作委員会
コミックガム連載中に、BSにて放送されましたが、BSということもありあまり知名度は上がらなかった気がします。
アニメ作品は、基本的には原作に忠実に作られていますが、『〜もっと美しいもの〜』のラストは原作とは大きく異なるため、この作品を気に入られた方は原作もご覧いただけるとそれぞれ楽しめると思います。

© 中山・ぢたま/ワニブックス・まほろば家政婦斡旋所
さて、お話の方はというと(以下少しネタバレ)、
『セイント』と『管理者』という2つの組織が戦争を繰り広げている世界で、そのどちらにも属さない組織『ヴェスパー』に所属するのが、本作品の主人公、戦闘用アンドロイドのまほろさんなのです。

©中山・ぢたま/ワニブックス・まほろば家政婦斡旋所
まほろさんは、セイントなどの敵対する勢力との激しい戦闘でも勝利し続けて、厳しい戦いを繰り広げてきました。
残り稼働日数が398日に達した時点で、組織から引退を許可されます。

©中山・ぢたま/ワニブックス・まほろば家政婦斡旋所
まほろさんは、残された時間は、人間の世界での暮らしを希望します。そして上司の遺児・美里優の家のメイドさんとして暮らし始めます。
その理由は、是非とも本編を見ていただければと思います。

©中山・ぢたま/ワニブックス・まほろば家政婦斡旋所
美里優が通う中学校の仲間達などとのふれあいや経験したことない穏やかな日常生活で、まほろさんは自分の願いがかなったようにも感じ始めるのですが・・・

©中山・ぢたま/ワニブックス・まほろば家政婦斡旋所
しかし、セイントの戦闘用アンドロイドが出現したり、管理者から脱走してきたサイボーグが現れたり、まほろさんの最後の(稼働)時間においても、心休まらない、さまざまな事件やドラマが起こることになります。

©中山・ぢたま/ワニブックス・まほろば家政婦斡旋所
さて、まほろさんは、一所懸命メイドさんとして頑張りますが、1つだけコンプレックスがあり、所属する組織に対応を依頼します。
しかし、その願いは全会一致で否決されてしまいます。私も、判断する立場なら、同様に即刻却下したと思います。

©中山・ぢたま/ワニブックス・まほろば家政婦斡旋所
毎回、お話の最後に、「まほろさんが活動を停止するまえ〇〇日」というような表示が流れます。

©中山・ぢたま/ワニブックス・まほろば家政婦斡旋所
以前、宇宙戦艦ヤマトでもそうでしたが、なんだかやるせない気持ちになってしまうのは、私だけでしょうか?

©中山・ぢたま/ワニブックス・まほろば家政婦斡旋所
そうはいっても、「可愛いまほろさんの活躍」、アニメで存分に楽しんでいただければと思います。
限りある残りの時間を大切な人のために使うまほろさん、今の私には他人事とは思えないくらい、重みのある事として感じられます。

