今日は、『ヴァイオレット・エバーガーデン』をご紹介いたします。
この作品は、暁佳奈の小説をアニメ化したもので、アニメ終了後、TVアニメ版の完結編として劇場版がの公開が発表されたが、2019年7月に発生した京都アニメーション放火事件などの影響で公開延期が続いていました。
実際は、2020年9月18日に予定通り公開され、従前と変わらない京都アニメーションらしい、クオリティの高い作品に仕上がっていると思われます。
作品の主な構成としては、4年間にわたる戦争が終わり、戦場で「武器」として育成され、戦う兵器として扱われてきた少女「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が、戦いの中で両手を失い、義手を付けて生活を始めるとことから物語は始まります。
その後、彼女は自動手記人形という手紙の代筆担当として郵便社で働くことになります。彼女は上官であり彼女に忘れられない一言を伝えて、戦場ではぐれ、生死不明になった「ギルベルト少佐」が忘れられません。なぜなら最後に彼女が少佐から聞かされた言葉の意味。その意味を知るために彼女の心はさまよい続けているからなのです。
このように少女が活躍するアニメでは、「幼女戦記」などがありますが、「幼女戦記」が転生もので、謀略や欲望にまみれた人間のエゴが前面に出ているような部分が多く感じられるのに対して、『ヴァイオレット・エバーガーデン』には、ひたすら純粋な人への哀惜・恋慕・慕情が混ざり合ったような世界観が根底に流れていて、純粋な文学作品のようなアニメーションに仕上がっています。
物語の結末はテレビ版を経て劇場版へと続いていくことになります。この透明感あふれる素晴らしい作品を是非一度テレ版、劇版共々ご覧いただければと思います。
この作品は、ｄアニメストアでは現在視聴できないため、テレビの再放送等を待つか、その他の有料チャンネルなどで見るしかありません。
2021年7月5日現在、有料チャンネルでは、「TSUTAYA DISCAS」か「NETFLIX」だけのようです。劇版も含め、早く手軽に見れるＤアニメで扱って欲しいと思います。
©暁佳奈・京都アニメーション／ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
テレ版 スタッフ ウィキペディアより抜粋
原作 暁佳奈
監督 石立太一
シリーズ構成 吉田玲子
キャラクターデザイン
総作画監督 高瀬亜貴子
シリーズ演出 藤田春香
世界観設定 鈴木貴昭
美術監督 渡邊美希子
美術設定 鵜ノ口穣二
色彩設計 米田侑加
撮影監督 船本孝平
3D監督 山本倫
小物設定 高橋博行、太田稔
編集 重村建吾
音響監督 鶴岡陽太
音楽 Evan Call
音楽プロデューサー 斎藤滋
音楽制作 ランティス、ミラクル・バス
企画プロデューサー 八田英明
プロデューサー 八田真一郎、中村伸一、梅田和沙、斎藤滋
アニメーション制作 京都アニメーション
アニメーション制作協力 アニメーションDo
製作 ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
劇版 スタッフ ウィキペディアより抜粋
原作 暁佳奈
監督 藤田春香（外伝）
石立太一（完全新作）[注 3]
シリーズ構成 吉田玲子（外伝）
脚本 鈴木貴昭・浦畑達彦（外伝）
吉田玲子（完全新作）
キャラクターデザイン
総作画監督 高瀬亜貴子
世界観設定 鈴木貴昭
美術監督 渡邊美希子
3D美術 鵜ノ口穣二
色彩設計 米田侑加
小物設定 髙橋博行
撮影監督 船本孝平
3D監督 山本倫
音響監督 鶴岡陽太
音楽 Evan Call
アニメーション制作 京都アニメーション
製作 ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
配給 松竹
（ウィキペディアより抜粋・編集）
