今日は、「まほろまてぃっく」をご紹介いたします。エヴァ以外のガイナックスのアニメは、それほど知名度はないのですが、ガイナックスの作品では「おたくのビデオ」と同じくらい好きな作品の1つです。
まほろまてぃっく Blu-ray BOXより
この作品は、dアニメストアでは現在見ることができません。他の配信会社かレンタル会社などを活用いただければと思います。アマゾン等でブルーレイボックスも販売されているようです。
なお、この作品は、中山文十郎原作、ぢたま(某)作画による漫画作品で、漫画雑誌『コミックガム』1998年から2004年9月号まで、予告編も含めて連載されたものです。
コミックガム連載中に、BSにて放送されましたが、BSということもありあまり知名度は上がらなかった気がします。アニメ作品は、基本的には原作に忠実に作られていますが、『〜もっと美しいもの〜』のラストは原作とは大きく異なるため、この作品を気に入られた方は原作もご覧いただけるとそれぞれ楽しめると思います。
さて、お話の方はというと(以下少しネタバレ)、
『セイント』と『管理者』という2つの組織が戦争を繰り広げている世界で、そのどちらにも属さない組織『ヴェスパー』に所属するのが、本作品の主人公、戦闘用アンドロイドのまほろさんなのです。
まほろさんは、多くの戦いを潜り抜け、激しい戦闘を繰り広げてきたのですが、、残り稼働日数が398日に達した時点で、組織から引退を許可されます。
人間の世界で暮らし始めたまほろさんは、上司の遺児・美里優の家のメイドさんとして暮らし始めます。
美里優が通う中学校の仲間達などとのふれあいや経験したことない穏やかな日常生活で、まほろさんは自分の願いがかなったようにも感じ始めるのですが・・・
しかし、セイントの戦闘用アンドロイドが出現したり、管理者から脱走してきたサイボーが現れたり、まほろさんの最後の(稼働)時間においても、心休まらない、さまざまな事件やドラマが起こることになります。
さて、まほろさんは、一所懸命メイドさんとして頑張りますが、1つだけコンプレックスがあり、所属する組織に対応を依頼します。
しかし、その願いは全会一致で否決されてしまいます。私も、判断する立場なら、同様に即刻却下したと思います。
毎回、お話の最後に、「まほろさんが活動を停止するまえ〇〇日」というような表示が流れます。以前、宇宙戦艦ヤマトでもそうでしたが、なんだかやるせない気持ちになってしまうのは、私だけでしょうか?
そうはいっても、「可愛いまほろさんの活躍」、アニメで存分に楽しんでいただければと思います。
スタッフ(ウィキペディアより抜粋)
括弧内( )に説明がないスタッフは第1期・第2期共通。
原作 - 中山文十郎+ぢたま(某)
監督 - 山賀博之
副監督 - 佐伯昭志(第2期)
シリーズ構成 - 山賀博之(第1期)、花田十輝(第2期)
キャラクターデザイン・総作画監督 - 高村和宏
メカニックデザイン - 江田恵一(第2期)
美術監督 - 小坂部直子(第1,2期)、菱沼由典(第2期)
色彩設定 - 三橋曜子(第1期)、日比野仁(第2期)
撮影監督 - 小澤次雄
編集 - 瀬山武司
音響監督 - 岩浪美和
音楽 - 増田俊郎
プロデューサー - 関戸雄一、源生哲雄、佐藤裕紀、久保田光俊
アニメーション制作 - GAINAX、シャフト
製作 - まほろまてぃっく製作委員会(パイオニアLDC、TBS、GAINAX、ワニブックス)
まほろまてぃっく Blu-ray BOXより