今日は、「銀河英雄伝説」をご紹介します。田中芳樹の小説が原作になっています。この作品は、本伝と外伝に分かれていて、本伝が第1期から4期まで、外伝も1から4まであります。製作年・放映は1988年からで、今から30年以上も前になります。最近リメイク版が放送されましたが、CG以外はパワー不足の感がいなめません。やはり今回ご紹介するシリーズがキャラクターの存在が抜群で、見ごたえは抜群だと言えます。
物語は下級貴族のラインハルトが、親友のキルヒアイスと皇帝に奪われた姉を取り返すべく、帝国軍に入るところから始まります。帝国はそのころ、帝国から亡命した人々によって建国された自由惑星連盟と長い間、敵対関係にあり、終わりなき戦いが繰り広げられています。
自由惑星連盟では、歴史家を志していたヤンが頭角を現し、帝国ではラインハルトが活躍してやがて相まみえることになります。天才用兵家のラインハルトと用兵の魔術師ヤンの戦いは壮大な宇宙空間の中で、激烈な、しのぎを削る戦いへと発展していきます。
戦いの合間にはそれぞれの陣営で様々な人間ドラマが展開しほのぼのとしたシーンもありますが、やがて戦いの歴史の渦に多くの人々を巻き込みながらフィナーレへと進んでいきます。
この作品を初めて見たとき、帝国の軍服に違和感を覚えて見るのを少したまらった記憶がありますが、見始めるとあっと間に、全110話を見切ってしまった記憶があります。ラインハルトとヤンの2人の天才の戦略は見ていて、とても見ごたえ・迫力があります。
大画面テレビでサラウンドを楽しみながら見るもよし、大型連休でブランデーやウィスキー片手に、没頭して物語を楽しむもよし・・・です。
見終わると、人間の営みとはささやかな幸せや安らぎを得るためなのに、なぜ戦いを繰り返し、殺しあうのか。どうしてお互いを思いやらりながら楽しく暮らすことができないのか、という根本的な問題を考えさせられます。人の命よりも価値のあるイデオロギーなど無いはずなのに。
ここで描かれている世界は、現在の私たちの世界のなかでも、さらに矮小な次元でお粗末な政変やクーデター、人々(民族)の弾圧などが行われ、何度も何度も同じ過ちが繰り返えされています。歴史から私たち人間は、学ぶことができるのか、是非このアニメを最後まで見て、思いを巡らせていただければと思います。
このアニメは、本伝を最初に見ることをおすすめいたします。外伝は、本伝で本作品のフアンになられた方は、楽しめるかもしれません。なお、本伝は現在dアニメストアで見ることができ、アマゾンでも映像作品等を購入することが出来ます。音楽もすばらしく、小椋佳が歌うエンディングソングは、心に浸みるものがあります。
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