今日は、「ロスト・ユニバース」をご紹介します。今では古典のようなアニメですが、壮大なスケールの宇宙を舞台にした物語としては、走り的なアニメだった思います。
dアニメストア『ロスト・ユニバース』冒頭紹介画像
原作ストーリもアニメも面白い作品ではありますが、作画崩壊を一部話数で起こしており、タイトルをもじって「ヤシガニ事件」と言われたりしたことを覚えています。
dアニメストア『ロスト・ユニバース』第12話紹介画像
個人的には、CGシーンの導入など斬新な試みもあり、ストーリの展開も飽きが来ない、面白く、スリリングな仕上がりだと思います。
作画崩壊はその後、リテイクもされているようで、今ではそれほどひどくは感じないのですが、当時のアニメフアンの間ではかなり話題になっていたようです。
個人的には、別の製作会社ですが、ネオランガの作画崩壊の方が、オープニングの出来が素晴らしかったため、見ていてショックが大きかったです。
最近のアニメは鬼滅の刃も含めて、作画が安定していますが、この作品が放映された頃のアニメですと、このようなことは時として起こるのだと思います。
この辺の実情としては、SHIROBAKOのテレビ版を見ていただくと、製作会社の現場の実情がよく分かると思います。
「進行が連れてきた原画マンが残念なレベル→作画監督修正が時間がなくてきちんと対応できない」ということになると、視聴者サイドからすると、「これが同じキャラクターなの?」という事態になってしまうのだと思います。
以前、原画や作監修正などを見る機会も多かったので、これほど個人の力量の差や癖が出やすい仕事も他にないのではないかと思います。同じクオリティの絵に統一することの難しさを感じてしまいます。
すでにご紹介した「プリンセスナイン」も最初から厳しい作画水準ですし、話数ごとの絵のトーンのばらつきなど、気になる点は多々ありますが、作品愛やキャラへの思い入れを注入して、ぐっと我慢して見ていると脳内自動修正フィルターが働いて、最終話近くなるとなんとか、作画については気にならなくなると思います。(事実、プリンセスナインの作画は最終話は良い出来です)余談が長すぎですいません。
さて、作品ですが、トラブル・コントラクターのケインは、仕事の途中で知り合ったミリィと祖母から譲り受けた宇宙船、ソードブレイカー(=立体映像のキャナル)と、宇宙をまたにかけ活動を開始します。
dアニメストア『ロスト・ユニバース』第15話紹介画像
ケインがのる宇宙船は、ロストシップ呼ばれ、先史文明によって製造された遺失宇宙船(ロスト・シップ)という設定です。ずば抜けた性能を有する宇宙船です。
犯罪組織ナイトメアとの対立や闇を撒く者との戦い。ロストシップ同士の艦砲戦など見どころ満載です。他の人が何と言おうと、私の中では評価が高いアニメです。是非一度ご覧ください。
このアニメは現在、dアニメストアで視聴出来る他、映像作品等をアマゾンで購入することができます。
※1契約日・解約日に関わらず、毎月1日〜末日までの1か月分の料金が発生します。※2別途通信料その他レンタル料金等サービスによっては別料金が発生します。※3見放題対象外コンテンツがあります。※4初回31日間無料(31日経過後は自動継続となり、その月から月額料金全額がかかります。)
⇧上記アマゾンDVD販売サイト画像より
[キャスト]
ケイン: 保志総一朗/キャナル: 林原めぐみ/ミリィ: 柊 美冬/レイル: 緑川 光/ニーナ: 鈴木真仁/スターゲイザー: 中田譲治
[スタッフ]
原作者:神坂 一/脚本:高山治郎 ほか
[製作年]
1999年
(C)神坂一・義仲翔子/富士見書房・テレビ東京・テレビ東京メディアネット
⇧本文中のアマゾンDVD販売サイト画像より