【個人の見解】
- 親子で楽しめる・・・・・・☆☆☆☆
- 暴力・残酷描写がない・・・☆☆☆☆
- 性的・刺激的な描写がない・☆☆☆☆☆
- 娯楽性・・・・・・・・・・☆☆☆☆
- 満足度・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆
- 学習・教訓的要素・・・・・☆☆☆☆☆
- 総合・・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆
今日は、『プラネテス』（注）をご紹介いたします。現在この作品は地上波で再放送されていますが、ｄアニメストアでは全話視聴することができます。
（注）表題は古典ギリシア語で「惑う人」を意味するπλάνηςの複数形πλάνητεςであり、「惑う人々」転じて「惑星」を意味する語（英語で惑星を表す"planet"の語源：Wikipediaより）
⇧ｄアニメストア『プラネテス』冒頭紹介画像
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宇宙への進出に伴い宇宙空間に遺棄された様々なデブリ（宇宙ゴミ）を回収する、民間企業のデブリ課が舞台になっています。
主人公の星野八郎太（通称ハチマキ）は、宇宙でデブリ回収を仕事にしている職業宇宙飛行士で、自分の宇宙船を手に入れるという大きな夢を持っている青年です。
ｄアニメストア『プラネテス』第2話紹介画像
ハチマキは個性的な同僚たちとデブリを回収する日々を送っていましたが、ある日、デブリ課に新入社員の田名部 愛が配属されます。
ｄアニメストア『プラネテス』第3話紹介画像
田名部は、まっすぐな性格で、自分の信念をしっかり持って行動します。指導係のハチマキの事は『先輩』と呼んで、熱心に仕事を教わり、仕事の面からもハチマキを信頼してくのでした。
喧嘩をすることも多かったですが、次第に二人は惹かれ合っていきます。
その後2人の関係は進みそうで、進まない感じの状態が続きますが、いろいろな事件や事故などを経て上手くいきそうに見えました。
ｄアニメストア『プラネテス』第1６話紹介画像
木製計画という大掛かりな宇宙開発計画が発表（発動）されるまでは・・・
木星計画は、特別開発された宇宙船でも往復で7年の期間を要するもので、木星の豊富な資源開発狙いの大型プロジェクトになります。
ハチマキは自分の目標が、自分の宇宙船を手に入れることではなく、最新鋭の宇宙船で未知の宇宙にいくことだということに気が付きます。
そして、木星計画に応募することを決意します。田辺愛との関係をどうするのか、彼の下した決断もこのアニメの見どころの１つだと思います。
また、その当時の地球は、地球上の各国ごとの貧富の差が激しく、宇宙開発も先進国のお金を持っている国々が、出資の金額に応じて富（宇宙資源）を分配するという、資本主義の富の寡占が進む形で進もうとしていました。
それに反対する勢力も活動を活発にしてきて、大きな事件も起こることになります。そしてハチマキも田辺も次第に事件に巻き込まれていきます。
ｄアニメストア『プラネテス』第23話紹介画像
このような事は、現代の紛争の絶えない社会のままで、人類が本格的に宇宙に進出したら、きっと起こるだろう事件だと思います。
ｄアニメストア『プラネテス』第25話紹介画像
ガンダムシリーズや銀河英雄伝説のようなアニメよりも、世界観は現実世界に近く、紛争の表現などはサンライズのアニメで言えば、ブングルやボトムズに近い感じがします。
さて、木星計画に参加するためには、狭き門の選抜試験に合格する必要があります。
でも合格すれば、最新鋭の宇宙船でも往復で7年の期間、2人は会えなくなってしまうのです。ハチマキは田辺との関係をどのように結論付けるのでしょうか？
最終的には、事件の結末もきちんとケリがついた形になり、主人公たちの生きざまが、最後まで物語として高いレベルで完結して描かれていると思います。
個人的には、とても満足のいく素敵なお話だったと思います。全26話のアニメでしたが、しっかりとしたストーリは、出来の良い年のNHKの大河ドラマを見たくらいの納得感・満足感があると思います。
とてもおすすめしたいアニメだと思います。
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ｄアニメストア『プラネテス』第26話紹介画像
