【個人の見解】
親子で楽しめる・・・・・・☆☆☆☆☆
暴力・残酷描写がない・・・☆☆☆☆
性的・刺激的な描写がない・☆☆☆☆☆
娯楽性・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆
満足度・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆
学習・教訓的要素・・・・・☆☆☆☆☆
総合・・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆
今日は、「夏目友人帳」をご紹介します。来年の1月くらいまでに第7期のテレビ放送が決定し、15周年記念の再放送も実施されている今、この作品を取り上げるには絶好のタイミングかもしれませんね。
dアニメストア『夏目友人帳』冒頭紹介画像
まず最初に『夏目友人帳』についてご説明します。友人帳は、若くして亡くなった主人公の祖母の遺品になります。下の第3期の冒頭扉絵に、開かれた友人帳が描かれています。
dアニメストア『夏目友人帳 参』冒頭紹介画像
主人公の夏目貴志は、他の人には見えない妖(あやかし)が見える能力を持っていますが、貴志の祖母レイコも同じような力を持っていたようです。
dアニメストア『夏目友人帳』第8話紹介画像
そして、妖と勝負をして、勝つとその妖の名前を友人帳に書かせ名を縛ることで、その妖を支配することができるようにした特別な帳面なのです。
この祖母の遺品である友人帳を持っていることにより、友人帳を手に入れて多くの妖たちを使役したいという、野望を持った妖達から夏目は狙われることになります。
dアニメストア『夏目友人帳 肆』第7話紹介画像
また、名を縛られることから開放されたいという妖達からの訪問もちょくちょく受けることになるのです。
彼は名を返して欲しいと来る妖達には、名を返すようにしています。
dアニメストア『夏目友人帳 肆』第4話紹介画像
さて、夏目貴志は、そのような能力を持っていたために、子供のころから周囲にいとまれ、いじめられてきました。
ひょろりとした体形から「もやし」とか子供たちからは馬鹿にされたりします。
dアニメストア『夏目友人帳 参』第2話紹介画像
しかし、妖との関係は、ハラハラ・ドキドキするのものもありますが、大抵は見ていてなんともいえないほのぼのとした『どこか懐かしい感じ』の世界観に、いつの間にか癒されてしまう作品になっているのです。
dアニメストア『夏目友人帳』第10話紹介画像
いろいろな妖怪の出てくるストーリーは、日本人にはとても受け入れられやすく、特にこのアニメのような親しみが持てる世界観は、受け入れられやすいのではないかと思います。
dアニメストア『夏目友人帳』第5話紹介画像
さて、メインストーリーに戻りますが、妖が見えることで苦労が絶えない夏目ですが、偶然、妖に追われて廃屋に入った時に、とある封印を壊すことになります。
封印が破れたことにより、このシリーズでずっとコンビを組むニャンコ先生と出会うことになるのです。
dアニメスト『続 夏目友人帳』第8話紹介画像
この「ニャンコ先生」とのコンビは、最強のタッグとして物語の進行に大きな意味を持つことになります。
dアニメスト『続 夏目友人帳』第12話紹介画像
なんと!
ニャンコ先生は、実は『斑(まだら)』と呼ばれる大妖怪で夏目の祖母、夏目レイコが、妖たちに勝負を挑み、隷属させる証として名前を書かせた「友人帳」を作っていたことを知っているのです。(下のイラストがニャンコ先生こと、斑)
dアニメストア『夏目友人帳』第1話紹介画像
封印されていたニャンコ先生がなぜ、レイコの友人帳のことを知っていたのか、またなぜニャンコ先生が封印されていたのは謎です。
でも、ニャンコ先生は、夏目貴志が死んだら友人帳を譲り受けるという条件で、夏目の用心棒を引き受けることになります。
dアニメストア『夏目友人帳 肆』第3話紹介画像
ニャンコ先生は、興味本位で「友人帳が欲しい」と言っていますが、自分達妖達と較べ、短い寿命の人間たちを、少し優しい目で遠くから見ているような感じに見受けられるようにも、私からは感じられます。
この他、祓い屋の名取との関係やクラスメイトとの心温まる人間関係も、見ていてほのぼのとした気持ちになります。
dアニメストア『夏目友人帳』第9話紹介画像
このアニメでは、主人公の夏目が妖が見えることにより、両親が亡くなたったあと不気味がられ、親戚中をたらい回しにされます。
dアニメストア『夏目友人帳 肆』第13話紹介画像
そういう面では、見ていて悲しい生い立ちの話はありますが、学校関係の人間関係は、反対に心温まるものが多いのではないかと思います。
dアニメストア『夏目友人帳 参』第9話紹介画像
緑川ゆきの原作の進行にあわせ、テレビリーズが第6期まで製作されています。
いよいよ第7期の製作が決定し、年末・年始ころまでには公開される予定です。
詳しくは、今後のアニメの公式ホームページをチェックいただければ幸いです。
このシリーズは劇場版や特別編もあり、dアニメストアでほとんどの作品を見ることができます。
何回見ても懐かしく温かい、時には切ない気持ちにさせられるおすすめのアニメーションだと思います。
少し秋めいてきた今日この頃、虫の声を聞きながら「夏目友人帳」を楽しまれてはいかがでしょうか。
[キャスト] dアニメストア解説より以下抜粋
夏目貴志:神谷浩史/ニャンコ先生:井上和彦/夏目レイコ:小林沙苗/名取周一:石田彰/田沼要:堀江一眞/藤原塔子:伊藤美紀/笹田純:沢城みゆき/西村悟:木村良平/北本篤史:菅沼久義/夏目(少年時代):藤村歩
[スタッフ]
原作:緑川ゆき(白泉社「月刊LaLa」「LaLa DX」連載)/監督:大森貴弘/シリーズ構成:金巻兼一/キャラクターデザイン:高田晃/妖怪デザイン:山田起生/美術:渋谷幸弘(石垣プロダクション)/色彩設計:宮脇裕美/撮影:田村仁(デコロコ)/編集:関一彦/音楽:吉森信/アニメーション制作:ブレインズ・ベース/制作:NAS/製作:「夏目友人帳」製作委員会
[製作年]2008年 (c)緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会