【個人の見解】
親子で楽しめる・・・・・・☆☆☆☆☆
暴力・残酷描写がない・・・☆☆☆☆
性的・刺激的な描写がない・☆☆☆☆☆
娯楽性・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆
満足度・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆
学習・教訓的要素・・・・・☆☆☆☆☆
総合・・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆
今日は、「ふしぎの海のナディア」をご紹介いたします。
dアニメストア『ふしぎの海のナディア』冒頭紹介画像より
新世紀エヴァンゲリオンに先立つこと5年、この作品を見るにつけ、エヴァの予兆を感じとることができるような気がします。
dアニメストア『ふしぎの海のナディア』第5話紹介画像より
NHKという表現の枠が狭まった環境のなかで、かなりダイナミックに従来のアニメでは表現できなかったことに挑戦している気がします。
dアニメストア『ふしぎの海のナディア』第39話紹介画像より
19世紀末のフランス・パリ、折しも万国博覧会が開かれ、新たな文明の息吹が感じられるような雰囲気の中で物語は始まります。
発明好きの少年ジャンは、万博会場で素敵な魅力の少女、ナディアと出会い冒険にでることになります。
dアニメストア『ふしぎの海のナディア』第37話紹介画像より
ナディアが持っている宝石ブルーウォーターを狙う3人組に追われながら、ジャンとナディアは様々な出来事に遭遇します。
dアニメストア『ふしぎの海のナディア』第9話紹介画像より
グランディスは、赤髪の好奇心旺盛な女性。3人組のリーダー。いつの間にか、2人の仲間とともにノーチラス号のメンバーと行動を共にすることになります。
サンソンは、長身の二枚目だが、怪力の持ち主。見かけによらず優しい面もあり、射撃の名手。
ハンソンは、小太りの小柄なタイプに描かれているが、機械工学の天才であり、主人公のジャンとは機械や発明と言う点においては話が合う存在。
この3人組との関係も、一緒にノーチラス号に乗りあわせる頃までには、変化がみらるようになります。
dアニメストア『ふしぎの海のナディア』第20話紹介画像より
そして、謎の組織ネオ・アトランティスと対立するノーチラス号のネモ船長たちとかかわりあいながら、地球上の人類の根源を知るとともに、自分達の運命と向合うことになります。
dアニメストア『ふしぎの海のナディア』第14話紹介画像より
大きな事件やイベントの合間の無人島などでの出来事は、ジャンとナディアの関係を徐々に深めていくことになります。
dアニメストア『ふしぎの海のナディア』第25話紹介画像より
ナディアは、超が付くわがまま娘。ジャンはそんなナディアに振り回されながら、彼女にしっかり向合っていきます。
dアニメストア『ふしぎの海のナディア』第24話紹介画像より
そして、物語も終盤になると・・・
謎の組織、ネオ・アトランティスとの死闘もヤマ場を迎えます。
ナディアの肉親との再会に起こる奇跡。感動的なフィナーレは見ごたえがあります。
dアニメストア『ふしぎの海のナディア』第10話紹介画像より
冒頭で、エヴァの予兆云々と申し上げましたが、恐らくこの頃には庵野監督の頭の中にはエヴァの構想はあったのかもしれません。
この物語は、エヴァほど、複雑な内容ではありませんが、エヴァ以上にしっかりとメッセージーが視聴者にシンプルに伝わってきて、とても魅力的な作品に仕上がっていると思います。
dアニメストア『ふしぎの海のナディア』第38話紹介画像より
この作品は、現在dアニメストアで視聴出来る他、関連商品をアマゾンで購入することが出来ます。
[キャスト] dアニメストア解説より抜粋
ナディア:鷹森淑乃/ジャン:日高のり子/マリー:水谷優子/グランディス:滝沢久美子/サンソン:堀内賢雄/ハンソン:桜井敏治/ガーゴイル:清川元夢/ネモ:大塚明夫/エレクトラ:井上喜久子
[スタッフ]
原案:ジュール・ベルヌ作「海底2万マイル」より/総監督:庵野秀明/キャラクターデザイン:貞本義行/設 定:前田真宏/美術監督:菊地正典,佐々木洋/オープニングテーマソング:「ブルーウォーター」歌:森川美穂 作 詞:来生えつこ 作 曲:井上ヨシマサ 編 曲:ジョー・リノイエ/エンディングテーマソング:「Yes!I will…」歌・作詞:森川美穂 作曲・編曲:ジョー・リノイエ/音 楽:鷺巣詩郎/アニメーションプロデューサー:村浜章司,川人憲治郎/制作:丸山健一,久保田弘/アニメーション:東宝・KORAD/共同制作:NHKエンタープライズ・総合ビジョン/企画制作:NHK
[製作年]
1990年
©NHK・NEP