アニメブログ おすすめしたいアニメはたくさんあるよ! 

鬼滅の刃以外にも面白い、見ごたえのあるアニメはたくさんあります!ぜひ一度ご覧いただければ幸いです。

その 12「シュタインズ・ゲートシリーズ」(記事修正版)☆☆☆☆☆

【個人の見解】

親子で楽しめる・・・・・・☆☆☆☆

暴力・残酷描写がない・・・☆☆☆☆

性的・刺激的な描写がない・☆☆☆☆

娯楽性(ワクワク度)・・・☆☆☆☆☆

満足度・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆

学習・教訓的要素・・・・・☆☆☆☆☆

総合・・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆

 

今日は、秋葉原を舞台にした近未来ドラマであるシュタインズ・ゲートシリーズをご紹介します。STEINS;GATE_1

dアニメストア『STEINS;GATE』シリーズ紹介画像

 

この物語では、変わりゆく秋葉原の風景が随所に登場し、個人的には非常に懐かしく、違った角度からも作品が楽しめるため、1粒で2度おいしい的な作品だと思います。

dアニメストア『シュタインズ・ゲート ゼロ』 第20話より

 

この作品を見て、秋葉原の片隅に部屋借りて、私設の研究所(秘密基地)を作りたいと思った人は、結構多いのではないでしょうか?

物語は理系学生の岡部倫太郎が、ふとした簡単な発明品をきっかけに、過去へ干渉した結果、様々な問題が起きてしまうのです。

dアニメストア『STEINS;GATE』第1話より

 

そしてどうしても変えなければならないことが起きて、その現実を変えるために、岡部がとった行動がこの物語のメインテーマになっています。

dアニメストア『STEINS;GATE』第23話より

 

また、この物語の中では『世界線』という言葉が頻繁に出てきます。

dアニメストア『STEINS;GATE』第15話より

 

この世界には、自分が生きている現在の世界線に何らか事象が加わって未来が変更されると、新たな世界線が出来て、時間の流れが続いていくということになっています。

本来の最初の世界線がいくつも分岐していくことになるのです。

 

この話の設定で私自身、かなりいろいろなことを考えてしまいました。

今私自身がいるこの世界線以外の様々な世界線で、様々な自分が現在の自分とは違う人生を生きている。

第一希望の大学に受かり、希望した会社に就職している自分。私の希望は外交官になることでしたから、まったく違う仕事に就いていたことになります。

就職が決まったとき、婚約もして将来のことが、ほとんど決まったと、思った時に起こった、婚約者との死別。

もし、婚約者との別れがなければ、今の奥さんとも、子供とも一緒に生活していることはなかったはずです。

 

そうなんです。世界線という概念は、きっと、いやたぶん・・・

自分がとった行動が未来に影響を与えて分離していかなくても、可能性がある未来は本来複数存在している。私はそんな風に思ってしまいました。アニメの世界観とは違う解釈です。

たまたま何らかの原因で決まった、「今の自分がいる世界線を今の自分が認識しているだけ」で、「複数の世界線では様々な人生を送っている自分が同時に存在している」のではないかということなのです。

無限に存在するのでなく、人生の岐路にあたる重要イベントで、明らかに未来が分岐するような大きな出来事の時に分かれていくのです。

これは、宇宙の自浄作用というか、大きなブラックホールの発生や消滅などの突発的な出来事で、小宇宙が消滅してまうようなことが起きた場合、宇宙自身が自分の存在を維持するための、バックアップ機能のようなものだと思うのです。

規模が小さなものは、複数走らせた世界線を少しずらして維持し、規模が大きな消滅の場合は、大きく別な世界線に飛ばされる形になるのだと。

当時者は世界線が変わったこと(自分達がごっそり消滅したこと)は気がつかないのです。

 

今まさに日本のアニメでは『異世界転移・転生もの』が大流行です。

この辺の話は、大きな宇宙の力が変化するような事象が原因で、「世界線を大きく飛び越えた自分が生きているもの」だと、とらえれば小宇宙の消滅などで、そのような世界線に分離して(飛ばされて)行って、別の人生を歩むということで腑に落ちる気がします。

 

この作品に戻ると、「自分が助けたい人を助けられる世界線」。あるいは助けたことにより「自分がいない世界線」などが出てきます。

dアニメストア『シュタインズ・ゲート ゼロ』第21話より

 

かならず自分が希望する未来を得ようとすると、何らかの犠牲が伴い、失うものがある。

シリーズ全てを観ると、自分のとった行動により、未来が変わっていくことの様々な選択肢を経験させられます。

dアニメストア『シュタインズ・ゲート ゼロ』スペシャル(SP) より

 

また、多くの個性的なキャラクターが登場するのも大きな魅力になっています。

dアニメストア『シュタインズ・ゲート ゼロ』第23話より

 

キャラの個性の味付けがとても丁寧に、時にスパイシーな感じになされていて、ここまで明確な設定もめずらしいし、とても面白いと思います。

dアニメストア『シュタインズ・ゲート ゼロ』第1話より

 

はたして、すべてをうまく、思い通りにする方法はあるのか?そういう非常に難しいことに主人公岡部は取り組むのだと言えます。

 

このアニメのシリーズ以外に、別に発売されているゲームがありますが、選択した行動の違いによって、未来は様々な違う形になっていく設定のではないでしょうか。

ゲームはプレイしていませんのわかりませんが、そんな想像をしてしまいます。

 

この作品は、最初の25話を見た後は、劇場版を見るのが良いと思います。

ゼロは、あらたな登場人物も出てきてきますので、ある意味もう1つの別の物語と、とらえる方が分かりやすいかもしれません。

全シリーズを見て、どのようにお感じなれるか分かりませんが、今を生きていること自体、自分自身が不思議な存在のような気がしてきます。

そんなことを感じさせてくれる優れた作品だと思います。

現在のところdアニメストアで全シリーズ、見ることが出来るほか、先ほど述べました通り、ゲームも販売されています。

<国内最大!アニメ総合見放題サイト>TV放送中の最新作から     なつかしの作品まで、あなたが見たいアニメがきっとみつかる!    さらにはアニソンライブやミュージカルも配信!
※1契約日・解約日に関わらず、毎月1日〜末日までの1か月分の料金が発生します。
※2別途通信料その他レンタル料金等サービスによっては別料金が発生します。
※3見放題対象外コンテンツがあります。
※4初回31日間無料(31日経過後は自動継続となり、その月から月額料金全額がかかります。)
  

ここまで、ご覧になられる方は、まずいらっしゃらにと思いますが、自分自身のことを少し書き添えておきます。

私自身一時秋葉原がホームグラウンドだった時期もあり、この作品には大変思い入れがあります。

dアニメストア『劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』冒頭紹介画像

 

何日も不眠不休で構想を練り、日本の最大手銀行より3千万円を借り入れ、出資者を募り、アニメグッズの製作、販売をする会社を設立しました。

毎日朝8時から夜の8時までは本業の会社の業務を行い、タクシーで秋葉原に行き夜中の2時くらいまでは、新設した会社で2年間(無給・無休)で社長をしていました。

クリアファイルやトレーディングカードも製作し、多くのアニメの製作会社さんともお付き合いがありました。

秋葉原の大きなビルのワンフロアを借り、家賃は月150万、社員はバイトも含めて約10名。

今の私が出向(勤務)している会社とほぼ同じ人員構成だったと思います。アニメージュやニュータイプにも全面カラー広告を出していた時もあります。

資本金は1000万。企画・立案・資金集め・営業と、本業をこなしながら、ほとんど寝るまもなく働きずめに働いていた2年間でした。

共同出資者や他の役員は、このまま続けていたら、私が過労で死ぬのではないかと思ったのではないでしょうか。

私は社長を解任され、私が手塩にかけた会社と別れを告げることになります。手元には何も残りませんでしたが、この時の経験は、私にとってはその後の人生に、貴重な経験と自信になったことは確かです。

 

年商2億程度で株式会社としては、小さな会社でしたが、今となっては懐かしい思い出です。

自分が会社を作れるなんて思ってもみませんでしたし、大手のアニメ製作会社と取引ができるとも思っていませんでした。

将来的には、製作会社から来ているスタッフやこのアニメに出てくるようなハッカーの大学生など、優れたスタッフもいましたので、将来的にはアニメやゲームの製作も手掛けたいという夢もありました。

 

私が必死で努力して、すべてのことに手を抜かいようにしながら築き上げた会社。

それが出来た時点で、私はある意味世界線を超えるような事を、成し遂げたのかもしれません。

 dアニメストア『シュタインズ・ゲート ゼロ』冒頭紹介画像

 

賛同者も多かったですが、大手の同業者から敵対視もされ、仕事は24時間休む間もなく働いた気がしています。

気が付けば、周囲の人間は誰もついて来てくれなかったのだと思います。

それでも、多くのお客様からは製作会社へのアンケートを取り、それを製作会社につなげながら、一緒にキャラクターグッズを開発したりもしました。

また、ゲーム制作の準備や将来のアニメの構想を思い描いている日々はとても楽しいものがあったと思います。

 

恐らくあと1年も続けていたら、過労死していたかもしれません。そういう面では、いい潮時だったのかもしれません。

それでも、本業の仕事を辞め、あのまま必死で秋葉原にしがみついていたら、私の世界線はさらに、どのように変わっていたのか、今でもよく想像してしまうのです。

きっとうまくはいっていなかったとも思いますし、仕事も全く違う業界で仕事をしていたかもしれません。

 

今となっては、タイムマシーンに乗って過去改変でもしない限り、その当時に戻ることなどできないと、わかっているのですが。

この作品は、私の見果てぬ夢を思い起こさせる、そういう面も多分にある作品なのだと思います。

dアニメストア『シュタインズ・ゲート ゼロ』第22話より

 

今の仕事でも音楽のイベントまで手掛けるようになりました。戦線は広がる一方、来る仕事は拒まず。秋葉原に会社を作っていたような状況に、近づきつつあるような気配もしています。

もう60歳を過ぎ、体はボロボロなのに、頭の中では自分はまだ若く、いろいろな事ができるのだと錯覚しているのが、悲しいところです。

そろそろ今を見つめて、出来ることを出来る範囲で、きちんとやっていく時期にきているのかもしれません。

 

今回は世迷言のような話まで書いてしましたが、ここまでお読みいただいた方には、こころより感謝申し上げます。

次のブログランキングに参加しています。クリックいただけると とってもうれしいです!